援軍の出現か 2012 10 27

 今週は、東京都知事の石原氏が知事を辞職して、
国政に復帰するというニュースが大きな話題になっています。
 このニュースを見ていて、私が思ったことは、
「石原氏は、私にとって、援軍になるだろうか」という疑問です。
「そうは言っても、石原氏は、時々、弱気になる」
「また、石原氏は、持病を抱えている。
それは、『親ばか』という難病だ。
このような病のために、石原氏は、総理になるチャンスを逃してきた。
時々、石原氏は、政治的に、不可解な行動を取る時があったが、
それは、『親ばか』という病が発症している時だった」
 私が考えていることは、
原子力発電の推進、核戦力の保有、新憲法の制定です。
 最初の「原子力発電の推進」については、
このサイトの読者には、よくわかっていることでしょう。
 次の「核戦力の保有」については、
具体的には、原子力潜水艦の保有です。
これは、主にシーレーン(海の道)のパトロールが目的です。
 「原子力潜水艦」と書くと、驚くかもしれませんが、
基本的には、「自分の国は自分で守る」という国防政策を具体化するために、
それを典型的に象徴するものとして、「原子力潜水艦」と書いたのです。
 もちろん、このような潜水艦を自主開発するのは、
かなり年数がかかることですので、
当面は、フランスやロシアから輸入するという方法があるでしょう。
 ここで、「フランスはわかるが、なぜロシアか」と疑問が出るかもしれませんが、
それについては、深い意味はありません。
単に「私がロシアの潜水艦に詳しいから」という理由で、たまたま書いただけです。
私は、昔、ロシアの潜水艦を研究したことがあるのです。
 さて、いろいろ書いてきましたが、
このようなことを書くと、中国は、「軍国主義の復活か」と思うでしょうが、
それは、全くの勘違いです。
 私が目指しているのは、「普通の国」です。
フランスやイギリスを手本として、「普通の国」を目指しているだけです。
 今の日本人には、「自分の国は自分で守る」という、
国家にとって最も基本的なことが欠如しているのです。
 今の日本人にある特徴は、
「誰かに守られたい。守られた上で、言いたいことは言いたい」ということです。
これは、女性の特徴です。
日本全体が女性化しているように感じられます。
 いつまでもアメリカに頼ろうとするな!
アメリカが「世界の警察官」を辞める日が来るでしょう。
昔に比べれば、アメリカは、「弱音を吐く」ことが多くなりました。
今後、アメリカが老いているという証拠が増えてくるでしょう。
 アメリカの未来は、イギリスです。
「大英帝国の栄光」を知る人は少なくなりましたが、
今度は、歴史で、「アメリカの栄光」と言われるようになるでしょう。

ケネディ 2012 9 17
 1962年アメリカは、ソ連がキューバにミサイル基地を建設し、
ソ連製の兵器の搬入を秘かに進めていることを確認した。
 ケネディ政権は、海上封鎖を実行してミサイル搬入を阻止し、
キューバからのミサイル攻撃に対して、
ソ連に報復するという強硬手段に訴えて、
ソ連の譲歩を引き出そうとした。
 ここに世界は、アメリカ・ソ連の直接衝突による、
核戦争の恐怖にさらされた。
(「詳説世界史研究」 山川出版)
 ケネディ大統領は、核戦争を覚悟したと思います。
それでも、自由主義陣営の旗を降ろして、
ソ連の軍門に下ることはなかったのです。
 それこそ、核戦争の寸前まで行ったのですから、
ケネディ大統領には自由主義陣営の旗を降ろすという選択肢はあったはずです。
ソ連の核ミサイルがアメリカに大量に降り注ぐ事態が、十分あり得たからです。
 現代において、これほど勇気と決断力がある政治家はいないでしょう。
自由主義陣営の勝利が確定するのは、キューバ危機の数十年後でした。

サッチャーの英語 2010 8 1
 サッチャー元首相の演説は、
ゆっくりと力強く、わかりやすいのが特徴です。
 一語一語、明解な発音で、
ヒアリングが苦手な日本人にも聞き取りやすい英語です。
 サッチャー講演録 「回顧録」出版記念
 「わが闘いの10年」 1993年11月26日、日経ホールにて
 当時の資料には、こうあります(日本経済新聞社)。
「冷戦から、東西ドイツの統合、共産主義の崩壊、そして湾岸戦争。
常に自由主義陣営の先陣に立って戦い続けてきたサッチャー」
 残念ながら、現在、サッチャーのような政治家はいません。
サッチャーは、自由のために戦った「最後の政治家」と言えるでしょう。
英国史だけでなく、世界史にも残る政治家となるでしょう。






























































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